ヤリ目男だと思っていた超お金持ち男の本心

ヤリ目だと思ってた超お金持ち男の正体

元カレのKは、医者であり実家も資産１００億の超お金持ち。

別れてからもう１年以上経つのだが、今だにラインをしてくる。

お互いブロックもせず、１カ月に２回くらいのペースでラインをしている。

「〇〇ちゃん元気？」「今から会える？」など、気分で連絡してくるし日常の何気ないラインも送ってくる。

「今日は当直だった・・」「車壊れたけど戻ってきた」という何気ない報告までしてくるのだ。

最初のうち、私はKがヤリたい時だけラインしてくるのだと思いこんでいたのだが、

兄と色々話した結果、男心が少しずつ見えてきた。

私から見たKの印象といえば、「超お金持ち」「女に困ったことがない」「常に女のストックがいる」 そんな印象だった。

付き合っていた頃も、Kには同時並行で付き合っている別の彼女がいるのではないか、と考えていたが具体的な証拠等はなかった。

彼はスペックばかりを見られ、内面を見てくれる女性がいなかった・・？

別れてから気づいたのは、Kにはお金目当てで近づいてくる女がほとんどだったということ。

Kのことが好きなフリをして、Kのスペック目当てに近づきあわよくば結婚したいという女性が多いということ。

ちなみに私は、Kのスペックから好きになったのは事実だが、付き合っていくうちに人とは違う感性を持っている彼に惹かれていったのもあった。

実家が資産家で、親が経営者というバックグラウンドがありながら、その仕事を継ぐこともできたのに自ら努力し、医師になったところも尊敬していた。

しかし、一方で付き合っていた時、よくKの本性が垣間見える瞬間があり、たまに幻滅していた。

感情的になればなるほど、言葉遣いが悪くなり、会社や人の愚痴をよく言っていた。

同僚の愚痴や、奢ってもらうのが当然だと思っている女性の愚痴など。

兄に相談したところ、それはKが私に本心をそれほど分かってほしかったからだったのではないかということ。

彼にとって良い姿を見せるのは、仕事柄しなければいけないことだし、得意なほうだが

本心を見せるのは相当な覚悟がいるのだと思う。

確かに思い出してみると、付き合っていた頃Kはこんなことを言っていた。

「これが俺の素だよ、〇〇ちゃんと居ると素の自分で居られる気がする」と。

超お金持ちで、女に困ったことがないKと本心は「本当の自分を分かってほしい」だったのかもしれない。

別れた後に、連絡が来ていたのは他の女性には中々分かってもらえない自分の弱さを私になら分かってもらえそうだ、そう思ったのだと兄と対話して思った。

ヤリ目だと思っていた私だったが、兄と対話してから男心って複雑なんだなと思った。

男だからこそ、弱音を吐きだせない、弱い部分を見せられないなど悩みも多いんだそう。

別れてから連絡してくる男の中には、「元カノにしか見せれない部分があり、分かってほしいから連絡する」人もいるということ。

もちろん暇つぶしや、ヤリ目の可能性もあるが、元カノということは一度心を開いた相手ということにもなるので男性からするとほかの女性よりも特別な存在の可能性が高い。

どんなにお金に恵まれて、女に困らないように見えても内心は「自分のことを分かってほしい」という一般男性と変わらない心理を持っている。

最初は「お金持ちだから」という理由で、他の男性と違う目線で見ていた自分が恥ずかしくなったしとても失礼なことだと自覚した。

彼もスペックを除けば、普通の３０歳の青年だ。歳も１つしか変わらないのに

人間性も出来上がっていて、仕事もでき優しい完璧な男性像をイメージしてしまっていた。

兄との会話をしていくうちに分かったのは、スペックに踊らされて彼自身が見えなくなってるのは女性のほうで、

彼は他の男性と変わらないし、むしろ平等に自分のことを見てほしいと思っているということ。

お金持ちだから、と言って心理は変わらないのだと思う。

世間では、「お金持ち」や「経営者」など成功者と呼ばれている人に頭をペコペコしたり

周りと違う目でその人を見たりする風潮があるが、本人はそれを望んでいるかは別である。

むしろ恋愛においては、スペックを除いた彼の本当の姿を見てほしいのだと思う。

私にちょくちょく連絡してくるのは、彼が私にそれを望めるかもしれないという希望があったのも理由なのではないかと思った。

相手のステータスだけを見て、勝手に幻滅したり理想像が出来上がってしまっていたのは私の方で、それを察してあげられらなかった自分は、子供だったなと思った。

資産１００億の医者の元カレの正体は、「裸になった自分をありのまま受け止めてほしい」という

同年代と変わらない願望を持っていた普通の男性だった。